2021年12月11日(土)
開演18時
Steinway&Sons東京
日高志野ピアノリサイタル
【会場】
Steinway&Sons東京
詳細は近日中に公開します。
【会場】
Steinway&Sons東京
詳細は近日中に公開します。
美しく正確な音程によって紡ぎ出される
ダイナミックかつ思想の行き届いた音楽──
2020年 第89回日本音楽コンクール第1位、岩谷賞(聴衆賞)等を受賞。2019年 第16回チャイコフスキー国際コンクールセミファイナリスト。国際コンクールでの優勝を重ねる若き実力派として注目を浴びるヴァイオリニスト、北川千紗さん。
彼女のヴァイオリンに初めて触れたときに、まず驚いたのがその”美しく正確な音程”でした。
音程が不安定に陥りやすいヴァイオリンという楽器を、これほど正しい音程に合わせることができるものなのかと。
音程、という点だけ聞くと「なんだそんなことか…」と感じられるかもしれませんが、特筆すべきは単に音程の正確さだけではありません。
「なぜ正確に音程をとることが必要なのか」その理由にこそ、美学が宿るのではないでしょうか。
彼女にとって、美しく正しい音程や確かなテクニックは、作品解釈においてその理想を叶えるために重要な要素だということが、演奏を通して感じられます。
またそういった技術的な充実のみが神経質に際立っていることは決して無く、スケールが大きく思想の行き届いた音楽が、耳に心地よく響いてきます。
昨年聴いたバルトークの2番のコンチェルトでは、その原始主義的なエッヂの立った響きに圧倒させられました。またその自然体な弾きこなしには美しさすら感じられ、感心させられます。
何事においても技術のための技術はなく、何か大きなビジョンのなかで技術の必要性が生まれるのではないでしょうか。そう考えると、技術的な進化・進歩には常に理想があります。
彼女の確かな技術、そして音楽性の深さには作品を表現したいという意思があり、何か絶妙なバランス感覚を持っているようにも感じられるのです。
サロンではそういった彼女の特長を、より鮮明に感じられることではないでしょうか。
(美竹清花さろん)
2021年10月1日(金)12:00より無料公開
ピアノ:日高志野 ナビゲーター:別所哲也
【視聴場所】
ローム ミュージック チャンネル
【演奏場所】
元離宮二条城
【曲目】
D.スカルラッティ/ピアノソナタ K.380、K.455
S.ラフマニノフ/前奏曲 作品3-2「鐘」、「楽興の時」作品16より第1番から第4番
レクオーナ=ヴォロドス/マラゲーニャ
(日高志野編曲)
【曲目】
[バッハ=ブゾーニ] シャコンヌ BWV1004
[ラフマニノフ] 楽興の時 Op.16 他
曲目は変更になる場合がございますのでご了承ください。
2021年4月10日(土)
18:00会場 18:30開演
【会場】汐留ホール
【曲目】ラフマニノフ チェロソナタ ト短調 作品19
グラズノフ/吟遊詩人の歌 作品71
グラズノフ/スペイン風セレナーデ 作品20-2
ラフマニノフ/ボカリーズ 作品34-14 他
映画「ソローキンの見た桜」より
西尾 真実
[チャイコフスキー] 「四季」 Op.37bis より 1月炉端にて
[シューマン] クライスレリアーナ Op.16
“令和”として初めての新年を迎え希望に満ち溢れていた2020年、「新春 室内楽祭」は記念すべき第一回公演を開催いたしました。
ロームミュージックファンデーションの奨学生として出会いに互いの音楽に共鳴し合った音楽家たちが自身の力で企画し、今届けたい音楽を最高の舞台で生き生きと表現する事をモットーに活動しています。
心からの安堵やぬくもり、人とのあたたかな交流を切望する今、“生きた響き”として胸いっぱいに広がる音楽を感じていただきたい。
そのような願いと未来 への希望を込め、皆様のご来場をお待ちしております。